2020年6月

先日、家からすぐの荒川河川敷で大捕物があった。ニュースでも報道されていたのでご存知の方が多いかもしれないが、都心部に近いこんな場所に鹿が現れたのである。私はこの日もアラサイ(荒川サイクリングロード)でトレーニング中だったのでちょうど現場に居合わせてしまった。猟友会は来ていなかった。私はただの通行人だ。鹿はこの写真の10分後くらいに無事に捕獲されたが、警察も手荒な真似はしないだろう。


誰もが思っていることだと思うが今年は全てが狂ってる。私の猟場では3月15日まで大物猟が延長されているが1月末頃にはコロナ禍の兆しがあったので私は2月初旬には猟銃を納めた。そして3月2日から私のキャンプ場が閉鎖になり6月の緊急事態宣言が解除になった今でも都営である公園のキャンプ場は閉鎖のままだ。街では店も通常に営業を始め、人出も日常を取り戻しすっかり3密に活気付いてしまっているが、コロナが全く消えたわけではない。そんな人混みの中でしわ寄せを食らって苦しんでいる人間がいることを知っていて欲しい。私の時間は3月2日から未だに止まってしまったままなのである。


今日も街中のゴミだらけの公園で私は地蔵をしている。通りかかった子供達には「ウーバーだ!」と指を刺され笑われる。家に帰っても近所のババアに「1日から仕事始まったんじゃないの?」と嫌味を言われる。店では店員がマスクもせずに平気な顔して大声で笑っている。


私はいつ笑っただろうか?これだけペダルを回しても腹が減らない。山が恋しい。森に包まれたい。裸足で冷たい川の中を歩きたい。魚に会いたい。獣達と戯れたい。目に染みる焚き火の煙で涙を流したい。満天の星空を眺めながら眠りたい。天幕に落ちる雨音で朝目覚めたい。


私はいったい今生きているのだろうか?どうか誰か教えて欲しい。


あ〜あ、くだらねえ、、、

Workshop Vuovdi / 東京下町の小さな森の工房

プオレペアイッヴィ〜♪【Vuovdi】はラップランド北部サーミ語で『森』 管理人はディアハンターの東京スナフキン。サーミから学んだ生活の知恵を生かし、ブッシュクラフト的ハンティングやフライフィッシング、野営、アウトドアジビエに関する記事を投稿しています。