FLYFISHING

私は少年時代、矢口高雄氏の『マタギ』を読んで猟師の世界を知り、『釣りキチ三平』を読んで釣りに明け暮れ、そのまま気付いたら猟師になり、竹竿を作り、渓流釣り師になってしまいました。


その中でも『フライフィッシング』は特別でした。


次のシーズンを夢見て竹を割り、火を入れ、削り、貼り合わせて一本の釣竿を作り、明日の釣行を頭に思い浮かべ日々研究に研究を重ねた毛針を巻く。もちろん毛針に使う鳥の羽根や獣の毛皮も猟期に自分で獲った獲物から採取したものです。


そして対戦の日々。魚との一期一会。


食するための釣りではなく、自然にどっぷり浸かり、魚と戯れることだけで完結する釣り。その一尾の魚と出会うための計り知れないほどのプロセスをおもいっきり楽しむことがこの釣りの醍醐味。


これが私の『フライフィッシング』です。


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