Workshop Vuovdi / 東京下町の小さな森の工房
プオレペアイッヴィ〜♪【Vuovdi】はラップランド北部サーミ語で『森』 管理人はディアハンターの東京スナフキン。サーミから学んだ生活の知恵を生かし、ブッシュクラフト的ハンティングやフライフィッシング、野営、アウトドアジビエに関する記事を投稿しています。
GIBIER
野生の動物を狩り、それを料理して食べるのがジビエ料理です。元々はヨーロッパの貴族の間で行われていた贅沢な料理でしたが、今では日本でも気軽にジビエ料理を楽しむことができます。
ジビエとは狩猟で得た天然の野生鳥獣の食肉を意味する言葉(フランス語)で、ヨーロッパでは貴族の伝統料理として古くから発展してきた食文化です。
その昔フランスなどでは、ジビエを使った料理は自分の領地で狩猟ができるような、上流階級の貴族の口にしか入らないほど貴重なものでした。
そのためフランス料理界では古くから高級食材として重宝され、高貴で特別な料理として愛され続けてきました。
そこでは、動物の尊い生命を奪う代わりに肉から内臓、骨、血液に至るまで、全ての部位を余すことなく料理に使い、生命に感謝を捧げようという精神が流れています。
山野を駆け巡り大空を舞った天然の肉は、脂肪が少なく引き締まり(低脂質)、栄養価も高い(高タンパク)、まさに森からの贈り物。力強く生命力に溢れた冬季限定のごちそうです。
上記のように元来ヨーローッパの貴族の間で愛された料理の一つがジビエ料理です。一方日本でも古来からジビエが盛んに行われてきた歴史があります。
ジビエ料理に使われる肉の種類としては、鹿、うさぎ、イノシシ、カモなどの野鳥があげられます。珍しところでは、ハクビシンやヌートリアなどもジビエ料理に使われています。
ジビエ料理は肉が固くて美味しくないという印象を持っている方もいらっしゃるかもしれません。
筋肉の発達した野生動物の肉を調理するときには、特別な調理方法が必要となってきます。
けれど適した調理方法によってジビエはとても贅沢で美味しい料理に変身するのです。