ハーフライフル規制の一件があってからぽっかりと心に穴が空いてしまった。この先この穴は塞ぐことが出来るのだろうか?
今回の規制で私自身が狩りが出来なくなる訳でもないし銃が取り上げられる訳でもない。
今、私が嘆いているのはこれからの狩猟の世界である。
北海道では単独忍び猟は認知度も高くハンター自身の意識も高いことが言える。では本州ではどうか?今回規制にいち早く反対声明を出したのは北海道猟友会であった。エゾジカやヒグマの駆除の妨げになるという理由だが本州の猟友会では反対声明はいっさい上がらなかった。私もその違和感には吐き気がして自分なりに東京都猟友会の偉い方の意見を伺ってみた。
「北海道では土地柄、広い牧草地やひらけた山林が多いため遠距離射程で獲物を仕留められる単独猟が一般化しているが、本州では巻狩りの文化が昔から根付いており、ある意味単独猟を邪魔者に思っている猟師が猟友会会員の大多数を占めている。今回ハーフライフル規制の反対意見が出なかったのはそういうところからだろう」という話だった。
私は確かに本州の猟友会から見ればマイノリティーなハンターである。だがそれ故にこれから面白くなるであろう本州での単独猟の面白さ、狩猟の魅力を伝えていきたかったのである。本当に残念で仕方ないのだが、これから狩猟を始めてみたいとか狩猟ってどんな世界なんだろうとか始めて狩猟を意識し興味を持つ若者の中には必ず『単独忍び猟』というワードが心に刺さって入門してくる人がいたであろう。私はそんな若者たちから単独忍び猟という選択肢を奪ってしまったことに本当に申し訳なく情けない気持ちでいっぱいである。
ここからは私ごとではありますが今働いているキャンプ場の運営が今年度で終了になることが決定しました。アウトドアブーム中にも関わらずコロナ禍で東京都に閉鎖されてもみんなで力を合わせて頑張ってやってこれた私たちのキャンプ場も今回は完全に終焉です。残ったのはコロナ禍で溜まった借金のみ。私もこれにともない自分の事業も撤退し再就職しようと決断しました。4月からハローワークに通っているのですがこの歳ではなかなか私など拾ってくれる企業は少なく苦戦しております。ユンボの運転もチェンソーも刈払い機も重機も車の修理も出来るのでもしこれを読んで下さっている企業さんいらっしゃいましたら単身で引っ越しますのでよろしくお願いいたします!!
0コメント