私は日本が好きである。世界を旅してまわるとあらためて日本の良い所が再発見出来る。そして悪い面も同時に浮き彫りになる。しかしその両端を確認することによって自分は成長し年を取って行くのであろう。
狩猟を始めたのも全くこれと同じ事である。山や自然が好きで登山を始め、渓流釣りに夢中になった。しかしこれだけでは山全体が見れていない事に気が付いた。
正直に言うと少し釣りが面白くなくなって来ていた。インターネットやSNSなどが当たり前の時代になり、それまでは自分のためのものだったはずのものがいつの間にか人に見せるためのものに変わってしまっていた。
確かに同じ趣味を持った仲間でワイワイやるのは楽しい。SNSなどではそれが容易に出来る。なにも仲間集めの為の目的であれば最良のツールであると思うし全く否定するつもりはない。同じ趣味を持った仲間は何よりもの宝であるし大切にすべきだ。
しかし私には、改めて自分と向き合い自分探しの旅に出る必要があった。まだまだ子供なのである。
昔、ある方から自分軸の大切さを教わった。スポーツ選手が体幹を鍛え、ブレない体を作り上げるように、人も自分軸がしっかりしていれば決してブレずに自分らしく生きられると。
狩猟を始めて少しずつではあるが新しい世界がチラチラ見え始めている。そうだ、ますます私の山好きが止まらない。
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