鹿の角

先日、奈良へおじゃましたついでに奈良公園へ鹿の観察に行ってきた。自分で撃った鹿は良く観察するがなかなか生きている個体をこれだけ間近で観察出来るのは奈良公園が一番だ。

現在の鹿の角はこのような形だ。シカの角は雄シカ特有のもので、毎年3月頃になると自然に根元部分から脱落して新しく生え替わる。そして4月頃から8月頃にかけて「袋角」(ふくろづの)と呼ばれる柔らかい外皮に包まれ、中に血管が通った状態で成長する。触ってみると柔らかい。血流によってカルシウムが沈殿し、根元から角化する。やがて8月下旬頃から全体が硬くなり、血流が止まった後、外皮が剥げ落ちてシカの角は完成する。完成した角の表面に見える溝のようなものは血管の跡だ。
せんとくんの角もまだ硬化する前の柔らかい袋角なのだろうwww

Workshop Vuovdi / 東京下町の小さな森の工房

プオレペアイッヴィ〜♪【Vuovdi】はラップランド北部サーミ語で『森』 管理人はディアハンター&ヤマメハンターの東京スナフキン。サーミから学んだ生活の知恵を生かし、ブッシュクラフト的ハンティングやフライフィッシング、野営、アウトドアジビエに関する記事を投稿しています。