年越しキャンプ(とことん山キャンプ場)1

みなさん、新年明けましておめでとうございます!昨年中は大変おせわになりました。年越しは私ども夫婦は秋田県湯沢市皆瀬にある『とことん山キャンプ場』へ雪中キャンプへ行って来ました。このキャンプ場はコロナ禍になる以前はかれこれ20年以上前から毎年、年に4、5回は訪れているキャンプ場でした。で、今回は2年ぶりになってしまいましたが思いっきり楽しんできましたのでよろしければお付き合い下さい!

出発前にお正月の準備にソラマチに行ったらモニタリング調査でPCR検査を無料でやっていたので受けて来ました。結果は後日メールで無事二人とも陰性。これで心置きなく秋田まで年越しキャンプに出発出来そうです。


しかし年末年始に渡り寒波到来ということで道中そう甘くは無さそうです!

那須塩原辺りから雪になり南会津ではこのくらい。


山形県に入るとますます積雪が増え、秋田県に入ったらちょいとやばい雰囲気になり、ちょいとびびりモードw

ここから山に入って行くのでチェーン装着。ちなみにタイヤはスタッドレスではなくスノー&マッドテレーンで四駆にして走りました。


湯沢市街を通過し皆瀬に入ったあたりで大ハプニング!


ウィンドウォッシャー液が完全に凍りフロントガラスやワイパーまで凍り始めておまけに道路はホワイトアウト状態。視界不良で道路境を見誤り、田んぼのどでかい水路に脱輪させてしまいました。セルフレスキューを試みましたが完全にスタックお手上げ状態。そしたら近くにいた皆瀬の方々がトラクターで引っ張り出して助けてくれました。

本当に田舎の方々は優しい。こんな年の瀬に田舎の方々のあったかくて優しい心に触れることが出来て本当に幸せで感謝の気持ちでいっぱいになった道中でした。


改めて気持ち引き締め、全集中でやっとキャンプ場へ到着。到着は午前10時半頃でしたので往路は下道で休憩&ハプニング含め約14時間かかりました。

冬季は受付がキャンプ場手前にある建物に変更になっており駐車もこの建物周辺までとなっています。受付を済ませると運搬用のソリは無料で貸してもらえます。

サイトはフリーになっているので荷物が多い場合はとりあえず積めるだけソリに積んでサイトの場所を決めて、そこにデポして往復する感じになりますね。

場内はスタッフの方々が通路をつけて下さっておりますが設営場所は自分で作る必要があります。私たちが行った日もすでに積雪が1メートルを超えていましたので前泊者が居なかった場所は1メートルくらいは雪が積もっています。


雪中キャンプでのサイトの作り方ですが、新雪やこしまり雪(乾雪)であればスコップで掻いて退かしてしまうのではなくかんじきやスノーシューなどで踏み潰して雪をそのままにしておくのがポイントです。よく地面が見えるまで掘り出して設営をしている方を見かけますが、雪の下にある地面は既に凍っているため、その凍った地面の上にテントやシェルターを立てることは非常に寒い思いをすることにもなります。新雪は多くの空気を含んでいるため足が沈まない程度に潰してあげてその上に幕を張った方が断然暖かいサイトになります。雪で作る『かまくら』や『雪洞』などはそれを利用したナチュラルシェルターになります。


当然、地面に刺して使うペグは使えなくなるのでスノーアンカーを使うわけですがこちらはまた別記事で書こうと思います。何か買ったりする必要はありません。森にあるものでスノーアンカーは作れますので、今すぐ知りたい方は私の工房まで遊びに来て頂ければいつでもお教えします。これも北欧式アウトドアスキルの一つです!

設営が終わったので雪で遊びますw

キャンプ場内に吊り橋もあります。

そして場内にはキャンプ場利用者はいつでも何回でも入れる露天風呂があり、もちろん天然温泉です!

左が露天風呂。右が私たちのテント。温泉までたった徒歩15秒ですw 田んぼの水路に悪運を捨てて来たのか?良いサイトに設営できて本当にラッキーでした!


年越しキャンプ(とことん山キャンプ場)2 へ続く


Workshop Vuovdi / 東京下町の小さな森の工房

プオレペアイッヴィ〜♪【Vuovdi】はラップランド北部サーミ語で『森』 管理人はディアハンターの東京スナフキン。サーミから学んだ生活の知恵を生かし、ブッシュクラフト的ハンティングやフライフィッシング、野営、アウトドアジビエに関する記事を投稿しています。