ストーキング ソロ ハンターの服装

大日本猟友会またはその他のハンターの皆さん♪こんにちは!


私の方は猟期が終猟し冬装備のメンテナンスも一通り終わり、これから片付けようかな〜というところ。で、ちょっとその前にブログにまとめておこうかなと思う。よかったらお付き合い下さい!


私の主な猟場は山梨県になるので関東や関東近郊で単独忍び猟をやろうと思っている人は、もう来季の話になってしまうけど参考にして欲しい。


じゃあ頭の天辺からスタート!

帽子だね! 帽子は猟友会でも配られるので別になんでもいいんだけど私の場合はスナグリーワッチっていうニット帽を近年愛用している。色はオレンジ。(かわいいって言われるかもしれないが私に言わせて見ればこれが機能美ってやつだよ!)。とにかく忍び猟では歩くスピードも動作もゆっくりなので冬山では寒いのだよ!なので防寒だけはしっかりやっておいた方が良い。


サングラス サバゲーやる人はよくご存知のESSのクロスボウ。山ではBB弾が飛んでくるわけではないが、獣目線で山野を歩かなくてはならないので危険物はサバゲー以上。基本アイウェアは眼球保護が一番の目的。狩猟中はかけたらかけっぱなしにしなきゃ意味がない。昼間の鹿は薄暗い針葉樹の森に隠れていることが多いからレンズは暗がりでも見やすい明るめの方が良い。

ベストとジャケット ベストはタガミのコンプリートベスト。この辺は銃砲店で扱っているものを買っておけば間違いない。要はハンター用ってこと。もちろん猟友会ベストでも良いのだが単独忍び猟やる人はこの辺こだわりを持っている人が多いことは確かだ。

ジャケットはトップシューターのリバーシブル迷彩ジャケット。とにかくガサガサ音がしないことと反射物が付いていないことが忍び猟には最低必要項目だ。

パンツ(ズボン) パンツはウェアの中でも一番消耗が激しい。なので私はワンシーズンで履き潰してしまうつもりでワークマンで毎年選んで購入している。今季買ったのはこのパンツ。多分サバゲー用だと思うが膝に取り外し可能なパットが入っていて膝打ちや伏せ打ちの時に膝が痛くならなくてなかなか良い。だが生地が薄いので冬山ではレイヤーで防寒してやらなくてはならない。

フットウェア 靴は2パターン。一つ目は長靴。『第一ゴム』っていう北海道小樽市にある国産では珍しい天然ゴムの長靴を作っているメーカーのフィールドブーツという長靴。私はアウトドアもちょこっとやるので以前からこの長靴を愛用している。キャンプ用と二足交代で使っていたが今年は狩猟用にもう一足追加した。基本長靴も消耗品だがこの長靴は長持ちする方だ。私の場合でも一番使ってるもので5,6年にもなる

防寒長靴ではないので中に『おたふく手袋』のインナーソックス ホットエースロングを入れて履いている。狩猟用で冬山でしか使わないのであれば普段履くサイズより長靴はワンサイズ上を買ったほうが良い。私の場合、インナーソックスの下にさらに登山用の厚い靴下を履くので通常サイズだとパツンパツンになってしまう。山歩きでのフィッティングは靴下を履いて踵に指一本分くらいの余裕がないと歩いてる途中で苦しくなる。

そしてフットウェアのもう一つのパターンは登山靴である。私の登山靴は30年前のLOWA(ローバ)のアルパインシューズ。ゲーターはマムートのゴアテックス。狩猟ではあまり登山靴の出番はないが、特に積雪が多く一日中アイゼンやスノーシューを履かなくてはならないという日に限り登山靴を使うようにしている。単独猟を始めた頃に積雪がないときに登山靴を履いて通ってた事があるが、登山靴より長靴の方が獲物が獲れてるような気がする。ただ長距離歩いたり重たい荷物を背負っての狩猟では登山靴の方が楽だ。その日の計画や状況に合わせて履き替えられるようにしておいたら良いと思う。


ちなみにアイゼンは雪の状態によって12本、10本、軽アイゼンを使い分けている。軽アイゼンは長靴でも装着は出来るので雪が微妙な時は長靴で行ってリックに軽アイゼンを入れて持っていくという手もある。スノーシューはMSR。これも山梨あたりではあまり出番がない。

最後にベースレイヤーとミドルレイヤー ベースを厚くしておけば上を軽く出来る。ベースは上下ともモンベルのスーパーメリノウールEXP。ミドルはパタゴニアのR2。あと過去に2、3度しか履いたことはないがモンベルのパドリングパンツ。冬季のアクアスポーツ用だから全く寒くはないが蒸れるのが難。ただ寒がりの人やパドルスポーツもやりたい人にはおすすめ。私は少しパドリングもやるので持っていただけ。


山でのレイヤリングは登山同様狩猟でも大事で、いくら機能的なウェアを着ていても出来るだけ汗をかく前にレイヤリングで調整してやりたい。単独忍び猟の場合だと獲物を仕留めるまでは静だが解体作業以降は動となる。私も暖かい日だとTシャツ一枚になって解体していることがある。


レイヤリングといってもただの重ね着のことだが単独忍び猟では出来るだけコンパクトにまとめられることも重要だ。暑いからといって脱いだジャケットは誰か持ってくれるわけでもないし、ましては帰り道は何十キロにもなる肉が荷物に加わるのであるから。


私は出猟時にはネックウォーマーを必ず着けて出発するが、これもレイヤリングの一つとして取り入れている。それは首を温めていると割と全身が暖かくなる。ということは少し全体のウェアを薄くすることが出来るのだ。逆に暑い時はジャケットやミドルレイヤーを脱ぐよりネックウォーマーを外すだけで調整可能だったりする。


最後まで読んでいただいてありがとうございます。単独忍び猟は大変そうに見えるけど自由度が高いので結果楽しいですよw

今回やったウェアだって、あれはだめ!これはだめ!ってのも言われないから自分一人でああだ!こうだ!やってみてから考えられる。そして君も年をとって行くのだよwww


Workshop Vuovdi / 東京下町の小さな森の工房

プオレペアイッヴィ〜♪【Vuovdi】はラップランド北部サーミ語で『森』 管理人はディアハンターの東京スナフキン。サーミから学んだ生活の知恵を生かし、ブッシュクラフト的ハンティングやフライフィッシング、野営、アウトドアジビエに関する記事を投稿しています。