狩猟とキャンプ2(テント周り編)

狩猟とキャンプ第二弾!前回は私流の狩猟とキャンプのスタイルについて話したが今回はテント周りはどうなってんの?って話をしておこう!


基本、私の狩猟以外でのソロキャンプはテン場までは徒歩でのアプローチになることが多い。なのでキャンプ用品やその他の道具はバッグパック一つにまとめられている。バッグパックやその中身はいつか機会があれば紹介したいと思うが、ブッシュクラフト並に非常にコンパクトにまとめている。


ただ狩猟時のキャンプとなると少し荷物が増える。車も出来るだけテントの近くに停める。

なぜかと言うと車を単に移動の手段として使うのではなく主にキッチンカーとして使いたいからだ。例えば現場解体してきた粗削りの肉を人にあげられるように綺麗にトリミングしたり、単に食事を作ったりするのに使ったりする。そのほか仲間との無線のやりとりやラジオからの情報収集など狩猟では必要な使い方が車にはある。

前にも書いたが私の場合バッグパック一つを下ろせばキャンプは出来てしまうのでバックドアを開ければご覧の通りキッチンになっている。これ以上荷物の積み下ろしがないので設営も撤収も早い。

写真左側の木箱は道具入れ。ソロでは使わないような調理器具や調味料、その他色々入っている。これはカミさんとのファミリーキャンプでも使う。右側が50リットルのクーラーボックス。解体した鹿2頭までなら楽々入る。行きはもちろん酒が入っている。そして大事なのがウォーターサーバー。テン場近くに水場があったとしてもこれはあったほうが良い。ちなみに私の猟場には川が流れていない。ここの野生動物は水溜りのような池で水を飲んでいるが、私にとってはウォータサーバーの水だけが命の水となる。


こんな感じで調理の下拵えは車で済ませてしまう。

あとは薪ストーブを使ってテント内で料理をしながら酒を飲む。


ファミリーキャンプは別として、ソロキャンプというものはこんな感じで色々なアクティビティーとくっつけてみると楽しみが倍増する。だから私には狩猟とキャンプは切っても切れない組合せなのだ。


先日も発砲時間前の日の出前から歩き始め一頭の鹿をやっと仕留められたのが既に日没前だった。解体を済ませ鹿肉を肩に食い込ませながら背負ってやっと車まで戻ったら辺りはもう真っ暗だった。通常であればここから車に乗って長い帰路に着くのであろうが私の場合は違うのだ。なぜならお楽しみは今晩のキャンプにあるからだ。今日歩いた森の景色と出会えた野生動物たちを思い浮かべながらニヤニヤ酒を飲み、いつの間にか夢の世界へ入り込んで行く。そして翌朝は早起きをして清々しい気分で東京へ帰るのだ。


これが私の狩猟とキャンプなんだw

Workshop Vuovdi / 東京下町の小さな森の工房

プオレペアイッヴィ〜♪【Vuovdi】はラップランド北部サーミ語で『森』 管理人はディアハンターの東京スナフキン。サーミから学んだ生活の知恵を生かし、ブッシュクラフト的ハンティングやフライフィッシング、野営、アウトドアジビエに関する記事を投稿しています。